‘セゾン 過払い金請求実際のケース’ カテゴリーのアーカイブ

クレディセゾンが「一連」を主張

2016 年 8 月 17 日 水曜日 投稿者:mituoka

今日の静岡簡裁。

私が訴訟代理人となっている裁判が2件あった。

そのうちの1件について書いてみたい。

 

クレディセゾンに対する過払い金返還請求事件。

平成3年6月、原告Aさんと被告クレディセゾンとの間でキャッシング取引が開始されたが平成9年11月に一旦完済。約1万6千円の過払い金が発生した。(第1取引)

その後、約8年後の平成17年4月に再びキャッシング取引を再開し、平成25年に完済した。(第2取引)

 

空白期間が約8年と極端に長いので、私は当然に「分断」だと判断したが、クレディセゾンが「一連」を主張してきた。

 

過払い金の引き直し計算においては、借金が100万円未満の場合は利率を18%、100万円以上は15%で計算することになる。

さて本件では(第2取引において)原告が平成18年3月に100万円を借り入れたので、私はそれ以降を利率「15%」で計算したのだが、もしクレディ側の主張通りに「一連」が認められると、第1取引完済時に発生した約1万6千円が第2取引の開始時に借入金に充当されている関係で、平成18年3月の当該借入れにおいても借入金が100万に満たないことになってしまうので「18%」で計算されることになる。

つまり本件は、一連計算すると過払い金が少なくなってしまう!(通常は一連計算したほうが過払い金は多くなる)

まさに数字のマジック。

原告側が「一連」を、被告側が「分断」を主張するのが一般的な図式なのだが、これは真逆のケース・・・。

 

今日は第2回目の口頭弁論だったが続行となり、次回期日が9月12日に設定された。

おそらく次回(第3回期日)で結審となるはず。

どんな判決になるのか、非常に楽しみでもあるし、不安でもある。

 

司法書士法人静岡 代表 三岡 陽

 

クレディセゾンから回収

2015 年 5 月 11 日 月曜日 投稿者:mituoka

クレディセゾン(UCカード)相手の過払い金返還請求訴訟について。

裁判において、セゾンに対し、過払い金の元金と利息を合わせて約19万2千円を請求しておりました。

 

セゾンからは当該取引は”1回払い”のキャッシングなので、「当事者間の合意が存在する余地はない」等々の理由から過払い金は「9,585円」しか発生していない…などという反論がなされましたが、結局のところ、19万2千円(ほぼ満額)で和解しました。

何度も書いておりますが、業者の言うがままに和解してしまっては”大損”します。利息を含めた全額を請求(そして回収)するのがプロです。

どうぞ、お気軽にお電話ください。

 司法書士法人静岡 フリーダイヤル0120-714-316

 

昨日の調停

2013 年 4 月 17 日 水曜日 投稿者:mituoka

午後4時半からクレディセゾンとの過払い請求調停事件(電話会議)。

こちらは通常訴訟を提起したのだが、裁判所が調停に付した事件。

 

クレディセゾンは提訴すれば利息も含めてほぼ満額を支払ってくる傾向にある。

裁判所に向かう車内も安心ムードに包まれていたのだが、調停は意外にも難航した。

 

なぜなら(ご担当者によれば)

当社は、調停に付されると元金の9割程度でしか稟議が下りないんです・・・」

 

調停は不成立となってしまった。

その場で訴訟に逆戻りし、電話会議による弁論準備手続に移行。

 

クレディセゾンの電話口も、調停担当者から訴訟担当者へと変わる。

 

すると、ほぼ満額返還であっさり和解できた。

 

同じ会社なのに、担当部署によっていろいろ違うんですね。

大企業に勤めたことのない僕には、そこらへんのことはよくわからないが、結果オーライです。

 

 

 

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良心的な対応 クレディセゾン

2011 年 12 月 22 日 木曜日 投稿者:mituoka

 Aさんはクレディセゾンに対して100万近くの借金がある

 この半年以上、返済していない

 12月上旬、私がAさんの代理人となり、債務整理をすることになった

 すぐにクレディセゾンへ「受任通知」を発送

 しかし、そのわずか1週間後、Aさんから電話があった

 「裁判所から通知が届いたんですが・・・

 通知とは「口頭弁論期日呼出状」のこと

 つまり、クレディセゾンはAさんに対して「立替金請求事件」の訴えを起こしたのだ

 私は慌ててクレディセゾンに電話を入れた

 すると

 「先生が介入したので訴訟は取り下げました

 いい意味で、拍子抜け・・・

 セゾンが提訴したのは、私が介入した日よりも前だったらしい

 今後は私とクレディセゾンとの話合いによって、解決していくことになろう

 Aさんに取下げのことを伝えると、とても安心なさっていた

 同様のケースで、取下げをしてくれる業者など滅多にない

 良心的且つ素早い対応に感謝する

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クレディセゾン 第1回期日前に入金

2011 年 8 月 30 日 火曜日 投稿者:mituoka

 Bさんはクレディセゾンに過払い請求訴訟を起こした

 請求額は約120万円(利息も含む)

 ただし、クレディセゾンはBさんに対して約80万円の反対債権を持っている

 反対債権とは、立替金債権(ショッピング利用分)のこと

 第1回口頭弁論期日は9月12日の予定だが、

 セゾンから当事務所に電話が入った

 交渉の結果、

 解決金39万4千円が9月9日までに支払われることになった

 過払い金からショッピング分を控除したほぼ満額が期日前に回収できる

 毎度のことだが、クレディセゾンとの訴訟はスピード決着するケースが多い

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クレディセゾンと和解 ショッピングとの相殺 過払い訴訟

2011 年 3 月 25 日 金曜日 投稿者:mituoka

 平成3年、Aさんはクレディセゾンとカード契約を締結

 その後、セゾンカードをショッピングやキャッシングで利用し続けた

 当事務所に依頼くださったときには合計約100万円(キャッシング約66万円、ショッピング約34万円)の残債があった

 ところが引き直し計算をしてみると、キャッシング分については過払い状態であることが判明

 私がAさんの訴訟代理人となり、セゾンに対し約142万円(過払い元金と利息の合計額)の支払いを求める過払い請求訴訟を提起した

 第1回口頭弁論は4月12日に予定されていたが、本日クレディセゾンから電話が入った

 クレディセゾンが持つ反対債権(ショッピング残債)と相殺した後の残金約108万円を4月5日に支払っていただくことで合意

 当方の請求額については利息も含めて全額認める一方、セゾン自身の持つ反対債権については利息を付さない

 支払いも第1回期日前

 Aさんは他社に対し若干の債務が残っているので、この108万円を素早くその支払い原資に充てられる

 クレディセゾンの対応はとても紳士的だ

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第1回期日前にあっさり和解 クレディセゾン

2011 年 2 月 10 日 木曜日 投稿者:mituoka

 クレディセゾンとの過払い請求訴訟

 訴訟上の請求額は約65万8千円で、

 その内訳は過払い金元金約65万5千円と利息約3千円

 第1回口頭弁論期日は3月4日に予定されている

 クレディセゾンから電話が入り、

 解決金として65万円を2月18日までに支払っていただく

 という内容であっさり和解した

 第1回期日前にほぼ全額を回収できるような和解を締結できるのはここ(クレディセゾン)だけではないか?

 少し上からの目線で言わせていただけば、

 クレディセゾンは目下のところ、過払い請求訴訟における一番の優等生だ

 私事で恐縮だが、昨年、クレディセゾンのカードを作った

 ちなみに、「キャッシング枠」は設定しなかった

 年収証明の提出が必要とされているので、

 面倒だし、カード発行までに時間がかかるからだ 

 さて、このように私的にお世話になっている(?)クレディセゾンだが、

 もちろん、仕事としての過払い請求訴訟は別物

 依頼者のために、これからもなるべく多くの過払い金回収に努める

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クレディセゾンと和解 過払い訴訟

2010 年 12 月 1 日 水曜日 投稿者:mituoka

 原告Aさんのクレディセゾンに対する過払い請求訴訟

 請求金額は約162万円(過払い発生時からの年5%利息も含む)

 口頭弁論の第1回目は12月10日に予定されていた

 なんとか弁論期日前に和解できないものか、と電話を入れてみた

 結果、解決金160万円を12月7日に支払っていただく旨の和解が成立

 あまりにアッサリと手打ちできたので、少し拍子抜けした(笑)

 支払い(振込)確認後、ただちに訴訟を取下げる予定

 請求額のほぼ満額という条件もさることながら、今日から1週間も経たないうちにお金が用意いただけることに驚いた

 同じ信販会社系のオリコとはえらい違いだ

 オリコを含む他の業者の

 「今期の予算を使い果てしてしまいまして、来年の…月以降でないと支払いは無理です

 というセリフは聞き飽きてきたところだったので実に新鮮

 一時は、和解条件が悪化した感もあったクレディセゾン

 数年前からアメックスと提携し、新たなカード戦略に打って出た

 それが功を奏し始めているのか

 こんなに早く決着する過払い訴訟は、最近にしては珍しい

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