ライブリマウント 名馬の背

2011 年 10 月 11 日 火曜日 投稿者:mituoka

 ライブリマウント

 あのナリタブライアンの同期生にあたります

 ライブリマウントは平成6年末~7年にかけて、全国の競馬場で重賞を総なめ!

 フェブラリーS、帝王賞、ブリーダーズゴールドカップ、マイルCS南部杯・・・

 主要な大レースのほとんどすべて勝ち取り、7連勝(!)をマーク

 「砂の王者」として、無敵の活躍を見せました

 現在は「ホロシリ乗馬クラブ」にいます

 ライブリマウントが平成7年暮れの東京大章典で4着に負け、

 遂に連勝がストップしたことを、

 その翌日、新小岩駅近くの居酒屋で、

 先輩と一杯やりながら読んでいたスポーツ新聞で知ったとき、

 (当時、交流重賞のテレビ中継はありませんでした)

 大袈裟ではなく、私は言葉を失い、茫然としました

 彼はそれほどまでに、絶対的な存在だったのです

 その後ライブリマウントは、

 平成8年の第1回 ドバイ・ワールドカップに日本代表として出場

 6着に健闘しました

 あの、アメリカの「シガー」と戦った唯一の日本馬が、彼なのです

 ライブリマウントは、現在も続く、ダート交流重賞路線において

 最初に現れた絶対的なヒーローでした

 10年ほど前にサンケイスポーツが出版した『週刊100名馬

 オグリキャップ、トウカイテイオーなど日本競馬史に残る名馬ばかりを厳選し、

 オールカラーによる週刊誌として発刊された豪華な本ですが、

 「100名馬」のうちの一頭として、ライブリマウントは取り上げられました

 ライブリマウントは、ドバイ・ワールドカップ出走以後、衰えが見え始め、

 バトルライン、コンサートボーイらの後進に道を譲り引退

 引退後は種牡馬として、活躍馬ミツアキタービンを輩出してくれました

 そのライブリマウントに、

 なんと!この私が乗ってきました!

 「トレッキング」といいまして、

 山道をゆっくり歩くもの

 約1時間、「憧れ」のライブリマウントと楽しいひとときを過ごしました

 (全然関係ない話ですが、

 ライブリマウント現役時代の主戦騎手・石橋守ジョッキーは私と同い歳です)

 今年20歳になるライブリマウントですが、

 そこはさすがに砂の王者

 まだまだパワフルで、ぬかるんだ坂道も何のその!

 ピカピカの栗毛も現役時代そのまま

 ライブリマウントは健在です

 歩きながらも山に生えている草を食べようとしたり、

 前を行く他馬のお尻に噛みつこうとしたり・・・

 王者らしからぬ、やんちゃぶりです(笑)

 厩舎に戻れば、とても大人しいライブリマウント

 秋の陽が心地よいのか、すぐにウトウトしちゃいます(笑)

 その点、さすがに歳なのかなぁ・・・

 ホロシリ乗馬クラブのスタッフさんも言ってましたが、

 他馬とハッキリ区別できる美男子

 目がパッチリしていて、美しい毛色・・・

 まるで少女漫画に出てきそうな高貴な風情

 ありがとう、ライブリマウント

 君に乗ることができて、僕はとても幸せです

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