東京五輪は間違っている

2013 年 3 月 5 日 火曜日 投稿者:mituoka

アスリート・ファースト、つまり選手第一主義。

2020年東京五輪のコンセプトらしい。

 

耳触りがいいし、かっこいい。

 

でも、同五輪招致委員会は進むべき方向を誤った。

そっちじゃない。

 

都心のど真ん中、半径8キロメートルに選手村や各競技会場を集中させるという。

移動が楽チン ♪

なるほど、選手たちに優し~い五輪だ。

 

だけど、都心の交通事情を考えて見てほしい。

普段でさえ、「万年渋滞」の首都高速、ギュウギュウ詰めの満員電車。

そんでもって東京マラソン程度でかなりの混乱をきたしているんだから、密集五輪にはとても耐えきれまい。

パニックに陥ること必至。

そこらへんに対する打開策も危機感も、招致委員会からはまるで伝わってこない。

 

世界中から集まってくれた一般観客たちが各会場へまともに移動できないのでは、本末転倒。

要するに、わたしたち観客にとっては、すご~く不親切な五輪としか思えない。

 

 

彼らは、84年のロス大会以来続くIOCの商業主義に立ち返るべきだろう。

つまり、金を目指して戦うアスリートたちではなく、金(MONEY)を運んでくれる観客たちに目を向けた大会運営こそが、「不人気」のレスリングを平気で切り捨てようとするIOCのお偉いさんたちには喜んでもらえるはず。

 

腐りきったこの世の中。

悲しいかな、カネ、カネ、カネ。

今さらきれいごとを言ってもはじまらない。

 

 

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