名馬たちの汚名をそそぐ勝利 オルフェーヴル

2011 年 12 月 26 日 月曜日 投稿者:mituoka

 有馬記念はオルフェーヴルが優勝

 レースは「超」がつくスローペースで流れ、勝ちタイムは2分36秒

 21年前の有馬記念、オグリキャップの勝ちタイムは2分34秒2だったが、あのとき、一部の評論家・ファンから「レベルの低いレース」と揶揄された

 今年の有馬記念はそのときより更に1秒6も遅い

 オルフェーヴル・ブエナビスタ・アーネストリーなどの豪華メンバーが揃った、「レベルの高い」レースで掲示された「レベルの低い」勝ちタイム

 今年の天皇賞(秋)のような驚異のレコードタイムもたしかに素晴らしいが、昨日のような超スローペースの中、ピタリと折り合い、最後に末脚を爆発させることができる馬も、真の強者

 アーネストリー・ブエナビスタといった歴戦の古馬でさえスローペースに耐えきれず、鞍上との折り合いを欠きスタミナを消費していった過酷なレースにおいて、ただ一頭の3歳馬が見せた圧倒的な精神力

 タイムが遅い・・・などと、オルフェーヴルの勝利にケチを付ける者はいないだろう

 彼はオグリキャップの汚名を晴らすと同時に、20年前、あのダイユウサクに不覚を取った祖父メジロマックイーンの無念をも晴らした

 さあ、来年の目標は世界一!

 毛色と同じ、金色の未来が待っているはずだ

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