家屋明渡し請求事件 裁判上で和解

2011 年 6 月 13 日 月曜日 投稿者:mituoka

 原告Aさん・被告Bさんの家屋(アパート)明渡し請求訴訟

 要するにAさんはアパートの大家さん、Bさんは住人

 私は原告Aさんの訴訟代理人です

 今日は2回目の口頭弁論期日でした

 Bさんは1回目に引き続き、今日も出廷されました

 結果として、Aさんは未回収の家賃を放棄し、Bさんには8月末までにアパートを明渡していただくことで合意

 数日すれば、私とBさんのところに、裁判所から「和解調書」が届きます

 この手の裁判では、被告が出廷しない場合も少なくない

 2回の期日ともに出廷してきたBさんには、誠意を感じました

 引越し先は、もうすぐ決まりそうだということですし、きっと、約束通りに明渡し(引越し)てくれることでしょう

 今のご時世、日々の生活が大変なことは充分承知しています

 そこへ持ってきて今回の「引越し」は、費用や体力をすり減らす一大事でしょう

 こちらとしてはBさんの負担を考慮して、引越し時期を約2カ月半先としました

 引越までの間、Bさんには4月の提訴後から支払いを免除している家賃相当額を積み立てて、引越費用等を確保していただく

 ただ、大家さんにとっても、数カ月分の未払い家賃を放棄することは大きな痛手

 この和解はいわば「痛み分け」といったところでしょう

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