ライフの事業再生ADRは甘すぎた

2011 年 6 月 7 日 火曜日 投稿者:mituoka

 【クライアントへ伝達・確認頂きたい事項】 なる書面がライフから届いた

 以前、親会社のアイフルからも同様の書類が送られてきたが、この文書でライフが言いたいことは要するに

 「事業再生ADR計画を遂行するには、過払い金返還率を元金の3割前後に抑える必要があるので協力してくれ

 というもの

 このお願いは、ライフのADR計画が如何にいい加減なのものだったかを露見している

 「事業再生ADRが認可されました!」 と聞いて、

 「そうですか、了解しました!」 と3割前後でホイホイ和解する代理人(司法書士・弁護士)が続出すると思っていたのか?

 あるいは、計画立案の段階(平成21年夏頃)以降に見込まれる過払い請求の件数や請求額について目論見を大幅に誤ったのか?

 3割を維持しなければ計画を遂行できないというのが本当ならば、甘い(甘すぎる)見込みであったことは間違いない

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コメント / トラックバック 2 件

  1. 大阪の司法書士 より:

    本当に甘いですよね。

    けど、私はライフ(アイフル)からの3割提案は眉唾ものだと思います。
    ADR計画は、法定金利で再計算した貸付残高や、過払い総額を全て明らかにしたうえでの立案だと思いますし、銀行も情報開示を求めたはずですからね。

    銀行がアホだった場合は仕方ありませんが…。

  2. mitsuoka より:

    高田先生

     ありがとうございます。

     たしかに、ご指摘のとおりです。
     
     もしかしたら、銀行側の同意を得るために、過払い総額を過少申告したのではないか、とも疑ってしまいます。

     今回の記事はその意味で、皮肉を込めて書いてみたつもりです。
     
     なんにしても、過払い債権者にとっては、いい迷惑ですよね。

                   三 岡

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