債務整理のすすめ

2010 年 10 月 1 日 金曜日 投稿者:mituoka

 武富士が会社更生手続に踏み切ったのは周知のとおり。

 果たして、過払い金の何割が返還されるのか。

 もうひとつ不安なのは、引き直し計算後も武富士に対して借金が残るケース。

 平成19年に民事再生の申立をしたクレディア(現在のフロックス)は、それ以降、残債務の分割返済和解には一切応じなくなった。強硬に「一括返済」を求めてくる。

 民事再生により過払い金を大幅にカットしておきながら、自分の債権については強硬に回収を急ぐ。あまりに身勝手な姿勢。

 これは民事再生後のスポンサーの意向によるところが大きいのだが、もし、武富士更生後の新たなスポンサーが、クレディアと同様の意向を示せば、債務整理の現場は混乱をきたすだろう。

 本来ならば任意整理(引き直し計算後の残債務を分割返済していく整理方法)で難なく処理できるはずだった案件でも、自己破産・個人民事再生を選択せざるを得なくなるかもしれない。

 一部上場企業・武富士が破綻する時代、それ以外の消費者金融業者がいつ破綻してもおかしくないのかもしれない。

 消費者金融等に返済を続けているかたがたには、「任意整理」という方法が消滅してしまう前に、お近くの専門家にご相談なさることを薦める。

☆武富士・借金問題等に関する無料電話相談054-251-2681
☆司法書士法人 静岡 (旧 三岡司法書士事務所)  ・ 葵区二番町

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