過払い金・借金問題

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コラム

静岡市が過払い金を差押え

2008/05/27

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 静岡市は清水区内の市税滞納者が借金をしていた大手消費者金融と信販会社の計2社への過払い金約336万円を回収し、うち150万円を滞納分に宛てたと発表した。全国的に過払い金を差押えて税金を回収する例が増えているらしいが静岡県ではまだまだ珍しいケースらしい。

 過払い状態にある債務者は、消費者金融等に対し過払い金を返してもらう権利を有する。これを過払い金返還請求権という。消費者金融会社は過払い金を債務者に支払う(返す)のが当然であるが、静岡市が過払い金返還請求権を差押えた場合には消費者金融会社は静岡市に対して過払い金を支払う義務が生じる。新手の滞納税金回収作戦だ。また、差押えをせずとも、債権者代位(民法423条)という手を使って交渉により回収を図ることも理論上は可能であると考える。

 清水区納税課によると、昨年秋、滞納があった20人について消費者金融等からの過払い金を回収の手段に充てることを計画し、消費者金融約10社に滞納者の過払い金返還請求権を差押える旨の通知をした。各社は異議を申し立てたが、上記の2社は過払い金を支払った。しかし残りの大手消費者金融数社からは回収のめどは立っておらず、静岡市は訴訟も辞さないとしている。

 債務整理に関わってきた経験則から、税金滞納者・国保未払い者等が多重債務者であるケースは多いと感じる。そして多重債務者は過払い状態にある場合も多い。滞納者の過払い金を回収して滞納分に充てるのはかなり有効な方法であると思えるので、これが定着するかもしれない。将来的には差押えをせずとも簡単に回収ができるようになればいいと思う。
 過払い金はいわば滞納者の隠れ資産で、滞納者さえも気づいていない場合があるだろう。市が回収した過払い金はまず未納分に充てられ余りがあれば本人へ当然返還される。滞納が止み、過払い金も返ってくるのであれば素晴らしいことだ。
 税金滞納の場合ではなく、債務者に対して家賃・貸金・売掛金等の未収金がある一般人(会社も含む)が同じ手を使うこと可能になる日が来るのであろうか?「市」の請求にも応じない消費者金融各社が、一般人の請求に簡単に応じるとは思えない。まだまだ消費者金融各社の腰は重い。

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