ウオッカは引退すべきか

2009 年 11 月 1 日 日曜日 投稿者:mituoka

 秋の天皇賞を3着に敗れたウオッカ。角居調教師からは引退をほのめかす言葉も出たらしい。牝馬として64年ぶりにダービーを制し、宿敵ダイワスカーレットと幾たびもの名勝負を演じた彼女はこのまま引退してしまうのか。

 秋の天皇賞に破れ、引退をささやかれた名馬といえばオグリキャップを思い出す。オグリはウオッカより内容もひどけりゃ着順も6着だったがあのときは休み明け初戦。いきなり天皇賞。一応の言い訳ができる敗退だった。ウオッカの場合は叩き2戦目。得意の東京競馬場。力の衰え、と見られても仕方ない。

 しかし、オグリを引き合いに出すのならこうも言えよう。オグリがあのまま引退していたら、我々は有馬記念で「奇跡のラストラン」を目にすることはなかった。名馬だからこそ華のあるうちに引退、というのも素晴らしい。でも、名馬だからこそ名誉挽回のチャンスを与えよう!という選択があって然るべき。

 敗れたとはいえ天皇賞でウオッカが繰り出した豪脚は最後の3ハロン32秒9という強烈さ。引退はもう一度様子を見てから決めてほしい。谷水オーナー、角居調教師にお願いしたい。ウオッカをジャパンカップに出走させてください。ファンも、そしてウオッカ自身もそれを望んでいるはずです。

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