財産が少なくても、相続問題は起こり得る

2012 年 8 月 23 日 木曜日 投稿者:mituoka

 

 こんにちは。

 うちのゴン太とジャイ子は、完全に夏バテしております・・・(苦笑)。

 さて、今日は珍しく、相続問題についてお話をします。

 まず、相続税についてです。

 相続税が課税されるかは、遺産の総額ではなく、原則として、相続税の基礎控除額で判断されます。基礎控除額が明らかに大きい場合は、相続税の申告義務はありません。

 相続税の基礎控除額 … 5,000万円+相続人様の人数×1,000万円

 例えば、相続人が3人いる場合は、基礎控除額は8,000万円(5,000万円+3,000万円)となり、課税財産価格が8,000万円以下であれば、相続税を支払う必要はありません。

 この課税財産価格は、遺産の総額から債務や葬式費用を差し引いた金額をいいます。 

※不動産の価格は、地形・地目(居住用・事業用・山林・雑種地等)を考慮して算出する必要があります。固定資産税評価額は一応の目安にはなりますが、相続税が課税されるかどうかが明確に判断できない場合、独自に価格を算出する必要があります。

 また、基礎控除の他にも、配偶者控除未成年者控除等の制度があります。

 もうおわかりのように、相続税の対象となるケースは少なく、全体の10%にも満たないと言われています。

 しかし!

 平成20年に家庭裁判所で調停が成立した遺産分割事件のうち、相続税の対象とならない人からの申し立てが約73%を占めているそうです。

 つまり・・・

 うちは相続財産が少ないから、相続・遺産問題は発生しない!

 などと安心はできない、ということです。

 ちなみに、うちのゴン太は財産を持ってないし、

 相続人(相続猫?)もいないので(去勢されてます)、

 きっと、相続問題を残すことはありません。

 だから、気楽に寝ていられるのかもね。

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